一心不乱に豆腐を食べた話



こんにちは、なつみ(道産)です。


突然ですが皆さんお赤飯は好きですか?
私は結構な勢いで好きです。


ほんのり桃色に染まったもち米がなんとも愛らしく、おめでたい日に食べるのにぴったりな食品ですよね。


余談ですがお赤飯に入っているお豆が甘納豆なのは、私の生まれ育った大地・北海道だけだと小耳に挟んだことがあります。どうやら他県ではお赤飯にはあずきを入れるそうですね。




ねぇ他県民、お赤飯にあずき入れるってマジマジのマジなの?????????????お赤飯の主役って甘納豆じゃない?????????????????????甘納豆の甘みがもち米に浸透してこそのお赤飯じゃない??????????あずきの乗ったお赤飯とかマジ何が楽しくて食ってんの?????????????????大丈夫か??????????????




少々口汚くなった気がするのは気のせいなので気にしないで戴きたいのですが私はそれくらい甘納豆のお赤飯が好きです。正直なところを言うとあずきのお赤飯をまだ人生の中で食したことがなく、そちらの好き嫌いは分かりませんが現時点では「お赤飯が好き」です

“““““ お赤飯が好き ””””” です。






それはさておき私は本日、PCデスクでガムを噛みながら寝落ちしてしまい不思議な夢を見ました。
今回はその夢の内容についてお話しようと思いますので、どうかお付き合い下さい。



夢の中の私は自宅の掘りごたつで温まりながら、バケツ1~2杯分程の豆腐をお醤油もかけず一心不乱に貪り食っていました。
精神を統一し、己を信じ、他のことには意識を向けずにひたすら真っ白な豆腐と向き合う。
これは戦いです。今の私に話しかけるなど言語道断。物音ひとつ許されない状況なのです。

そんな緊迫した空気のなか、私はとある人物に後からぎゅっ……と抱きしめられました。



そう、ノックソです



私を急に抱きしめてきた ノックソ は、耳元で囁くようにこう言いました。









「なぁ……お赤飯好き……??」








☆いや急に何────!

引くぐらい意味分からん

その時の私は豆腐と血で血を洗うような格闘を繰り広げている真っ最中だったので、予期せぬ妨害を受けたことで当然の如く業を煮やします。
私は振り返りながら冷えきった声で


「嫌い」


と答えました。体がわなわなと微動し、心の底から赤飯の存在を不愉快に思いました。
赤飯などというものがあるから私は豆腐との決闘を中断せざるを得なくなったのだ、とお赤飯を呪いました。
人生の中で、こんなにもお赤飯を憎むことは後にも先にもこれっきりだと思います。


みるみるうちに彼の目に溜まっていく涙。
目尻と鼻の頭が赤く染まって、固く結んだ唇は震えていました。そうして遂に泣き出してしまった ノックソ











「なんでなん?!??!?!?!!?!?!!なんでそんなお赤飯のこと嫌うん??!!?!?!?!!!!????!もう嫌や!!!!!!!!!!!!!」













大号泣です。お菓子買ってもらえない3歳男児ぐらいの勢いで泣き喚いています。
こんなに喚き散らされてはたまったものじゃありませんから、私も負けじと大声を張り上げました。












「うるせえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!あんなクソマズい米なんて食えるか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!早く出てけや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」











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ノックソとお赤飯に謝れ